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あるしにぞこないのおはなし

2010.08.23.21:37

 あるところに、おとこのひとがいました。おとこのひとはこのよのなかがいやになったため、しぬことにしました。
 さっそくくびをつるためのなわをよういし、いえのちかくのもりでしのうとしました。もりのなかにはいり、そこそこおくのほうにあるきのえだになわをしばり、わっかをつくると、そのわのなかにくびをいれました。そして、ふみだいにしていたざっしをけりとばし、あしばをなくしてしまいました。
 そして、しばらくするとあたまがぼーっとしてきました。
「ああ、これでらくになれる」
そうおもったやさき、からだにどすんというしょうげきがはしりました。そうです。なわがきれてしまったのです。
 おちたしょうげきと、あたまがくらくらしていたのとで、おとこのひとはきをうしなってしまいました。
 めがさめると、おとこのひとはみしらぬいえのなかにいました。
「おお、いきておったか」
 どうやら、きぜつしていたおとこのひとを、このおじいさんがたすけてくれたようです。
 おとこにひとはおじいさんにたてまえのおれいをいうと、またなわをかけるきをさがしにもりのなかへはいりました。
 いいかんじのきをみつけ、まえとおなじようになわをかけようとすると、もっていたはずのなわがないではありませんか。どうやら、どこかでおとしたようです。
 おとこのひとはこまりました。このじかんになるとおみせはどこもあいていません。
 しかたなく、おとこのひとはいえにかえりました。
 つぎのひのあさ。おとこのひとはすいみんやくをのんでしぬことにしました。
 らむねのようにすいみんやくをのみつづけ、うとうとしはじめたので、よこになりました。しかし、ふつうにねただけで、いっこうにしねません。どうやら、おとこのひとはくすりにつよいからだだったようです。
 おとこのひとはかんがえました。はものでからだをさしてみましたが、さしどころがよかった(わるかった)ために、しねませんでした。たかいところからおちてみたりもしましたが、うえこみがしょうげきをきゅうしゅうしてしまって、しねませんでした。
 そうしてとおかがたちました。
 そのひもおとこのひとは、しぬことをかんがえていました。
 かんがえごとをしていると、ひとはまわりがみえなくなってしまいます。このおとこのひともれいがいではありませんでした。

 おとこのひとは、くるまにひかれてしまいました。

 めがさめると、そこはいきているひとたちのせかいと、しんでいるひとたちのせかいのわかれめでした。そこには、ひとりのおんなのひとがたっていました。おんなのひとはこういいました。
「わたしは、このわかれみちのもんばんです。」
おとこのひとは、あんしんしました。これでやっとしぬことができると。
 しかし、もんばんはこういいいました。
「あなたは、いままでなんかいもしのうとしてしねませんでした。そういうひとは、かんたんにここへきてはいけないやくそくになっているのです。だから、いきかえるためのまほうをかけてあげます。」
 おとこのひとは、ひざからくずれおちました。どうやらこのおとこのひとは、まだまだしねそうにないみたいです。
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プロフィール

五斂子

Author:五斂子
うつつを抜かしている島根出身の学生。
主にコント(ブラック系や、ドラマ系の奴が好み)やスピッツの事、
適当にでっち上げた企画を書いたりします。
かまってやってください(笑)

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